まつだ松林堂 店舗の歴史 〜「明がらす」と共に〜
 

大正初期。まだ自転車が珍しい時代。「今日は自転車という、えらい早いものが走るので、皆、軒下にさがっているように。」と、御ふれがでたと言うエピソードも。(写真の自転車は、お客様が自転車で買物に来ているところ。)右側の大きな車輪は配達用の荷車。荷台の横に「明がらす」の文字を入れ、専ら、小僧さん(若い使用人・奉公人)が配達をしていた。

当時、遠野の商店では、各々の店構えを絵葉書にして配るのが流行っていたそうです。(この写真も絵葉書に使用していたもの。)

大看板に注目。「明がらす」の「明」という字を、わざと「目」偏で表記しているのがおもしろい。この時、既に「明がらす」の商標登録を取得していることもわかる。


大正後期。この頃には、当店も自転車を二台所有。写真右側の着物姿で立つ三人の子供たちは、三代目の兄弟。(中央が三代目・松田友樹)

大看板のからすを白で縁取り、より目立たせている。「遠野名産」から「遠野銘物」に変更。左側に立つに男性二人は当店の職人さん。裾にからすの模様が入った半天を着ている。ちょっと分かりにくいが、店舗中央に掲げている縦看板は現在も使用。(表が「明がらす」で、裏が「甘氷」。今で言うリバーシブル。)


現在。

昭和37年改築。

昭和57年に店舗のみリフォーム。

 
あけがらす

明けがらす