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一目見ただけでもレトロな雰囲気がにじみ出ている箱です。
それもそのはず、これはなんと明治時代の お菓子の箱なのです。
中身はキャラメルで、「壱百個入」という記述があります。
「渡辺のヨーネン」の文字の両脇には「発育のお菓子」「栄養のお菓子」という文字が。
当時、芝居見物にはキャラメル、遠足にはキャラメルといった具合に、おやつといえば
まずキャラメル という位とても売れたものだったそうです。
このキャラメルを余程食べたらしい、栄養満点な男の子の笑顔が、今見るととても斬新に
思えませんか? どんな味だったのか、食べてみたいものですね。